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2段直結シングル ミニワッター 6N6P 改良版 (その1)

ぺるけさんのHPに出会って真空管アンプを作るようになったのですが、今まで全段差動プッシュプルアンプしか作ったことがありませんでした。

真空管アンプの素」というシングルアンプの本も発売直後に購入して読破したのですが、どうにも重い腰が上がりませんでした。それもこれも「シングルアンプは低音が出ない」というのがネックとなっています。出力トランスのコアサイズを大きくすればある程度カバーできるらしいのですが、プッシュプルアンプ用の出力トランスの小ささを見ると敬遠してしまってました。

少しアンプの作成から遠のいていた時期があり、久しぶりにアンプを組もうとしてその前に復習とばかりに「真空管アンプの素」を読んでみるとある面白そうな案が浮かんだので試したくなりました。それをするにも先ずは本に書かれている素のシングルアンプを組む必要があります。そう思ったら、いても立ってもいられなくなり、腰を上げたしだいです。

全段差動プッシュプルアンプを作る為に6N6Pを(少し多めに)購入していたので、これを使用することにしました。本では複数の種類で回路を組めるように書かれていて回路図中に6N6P用の具体的な値(抵抗値等)が書かれていなかったのですが、HPに具体的な数値が書いてありました。また、改良版として電源の強化と負帰還定数の見直しがされていたのでこれらを入れ込みました。

scan_02.jpg scan_01.jpg

後で回路変更する予定なので、20Pの平ラグ 1枚ではなく電源部とアンプ部を分けた2枚構成です。それにより、改良版で入った電源部の電解コンデンサを電源部側に乗せることが出来ました。

3連休の初日に秋葉原で足りない部品を購入してきて2日で仮組み状態で音が出るところまでこぎ着けました。愛用の奥澤のケース(O-46)が欠品中だったのが残念です。今度から事前に連絡して取り置きして置いてもらおう。

RIMG0599.jpg

本チャンに使い回しが出来るように配線はかなり長めで取り付けたので何かグッチャリとしてますね (^^; 入念に確認してから電源を入れて各部の電圧をチェックしていたら、ヒーター電圧が12Vありました! ビックリです。直列に繋いでると思っていたら並列に繋いでいました。ヒーターが明るいと思いましたよ。1分くらい12V状態だったけど大丈夫かな…。6.3Vに繋ぎ直して各部の電圧チェックを済まして、スピーカを繋いで音出ししてみたところ、しっかりと音が出てくれました。今のところ大丈夫そうです。真空管をつるし上げる為の台は…こちらのスピーカ・スタンドを作った時の余りです。


仮組状態で利得を計測しました。

裸利得:左 = 6.33倍
    右 = 5.88倍

利得(NFB):左 = 3.73倍
      右 = 3.62倍

少し左右不揃いですが…、部品の選別をしていないのと球のばらつき具合でしょう…と思っておきます。兎にも角にも裸利得を知っておきたかったのでこれでゴニョゴニョできます。
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ミニワッタ-PP(6BQ7A) その8

やはり、もっと精度のいい歪み率を計測したいと思い……オーディオ・アナライザを買ってしまいました!! そうです、この値を測るのに大枚をはたくなんて大馬鹿者です。でも、オーディオ馬鹿としてとことん追求したいのです。

RIMG0388.jpg

Panasonic VP-7723B です。
発信器としても使えるので、これ一台で100Hz, 1kHz, 10kHzの歪み率(THD+N)を計測する事が出来ます。


ということで、早速作成したミニワッタ-の歪み率を計測してみました。

歪み率_Lch_アナライザ 歪み率_Rch_アナライザ

左画像 右画像

左がL-ch, 右がR-chの歪み率です。
前回計測したのとグラフ左下方がかなり違います。これが専用機の所以なのでしょうか。L-chは3つの周波数全て揃っているのに、R-chは100Hzが歪み率が若干大きいのと、全体的にL-chとは異なった歪み方をしています。

今まで作成したアンプを再計測したくなってきましたね…。

ミニワッタ-PP(6BQ7A) その7

底板も作成し…と言っても、アルミ板にφ7mmの風穴を7x6=42個空けて隅にφ3mmのメネジ穴を切りゴム足を付けただけです。そんでもって暫く試聴しました。やはり、ミニワッタ-といえども全段差動PPの音ですね。

RIMG0387.jpg

6BQ7Aをじっくり観察していたら、2つに違いがありました。同じRCA製ですが、片方はヒータの上が繋がってますがもう片方は繋がってなかったです。


作りっぱでは何なので、特性を計測しました。

周波数特性

歪み率

クロストーク

どれもなんだか違和感ありありです。クロストークの計測は2回目で、1回目にあまりにも高域が悪すぎるのでなんなんだろと思ってぺるけさんのページをじっくりと読んでいると書きかけの「シングルミニワッタ-・チューニング・ガイド」と共に、それに付随して6N6P全段差動PPアンプの電源部の説明に追記があり、+BとGND間に10uFの電解コンデンサが入っていました。

ものは試しと思い、かなり無理クリ取り付けてみました…が、特性上余り変化無しでした。いろいろとチェックしている内に、筐体を接地していない事に気がつきました。マジで~ってな感じでしたが。で、Lラグの真ん中とアース母線を繋いで筐体を接地した所、ピークが10dB減りました。先の計測結果は減った後の測定値ですが、相変わらず、1kHz以上は悪いです。配線の引き回しもチェックしてみましたが、さほど効果無し。打つ手無しなので、取りあえず保留としました。

歪み率は…どうなんでしょう? オーディオアナライザみたいな本格的な物は持っていないので、自作の低歪み率正弦波発生器WeveSpectraの組み合わせで計測していますが、他の人のを見ると、もっと低歪みで「し」の字を左右反転したような計測結果になっていますが、私のは…。どうなれば正しいのか「?」です。オーディオアナライザ、欲しくなってきますね。

できあがったアンプは当初の予定通り、TVに繋げられる位置に置きました。2晩ほど、TM NETWORKのブルーレイを見たり他の曲を聴いたりしてました。

ミニワッタ-PP(6BQ7A) その6

配線も完了し、完成しました。
まだ底板を作って無いので本当の完成ではないですが。

RIMG0384.jpg

RIMG0385.jpg

RIMG0383.jpg


各所の電圧を計測し、ほぼほぼ予定通りの値になっている事を確認しました。この後、周波数特性とノイズ計測、クロストーク確認と計測系を一通り終わらさないとです。一発で音出し成功している分、未だに小発振しているのではないかという疑問をぬぐい去れません。計測は時間と根気が必要なので、休みの日に少しずつやっていきますかな。

出てくる音は、全段差動PPらしい低音の効いた音です。
ミニワッタ-なので、どのくらいの音量になるか気になりましたが、当初の使用目的であるTV用(映画等鑑賞時)として使えるレベルです。爆音は出せませんけどね。

ミニワッタ-PP(6BQ7A) その5

休み休み、日中いっぱいかけてケースの加工をしました。
今回使用するケースは奥澤の O-46(250x160x50) です。奥澤のオリジナルケースは購入時、表面に青色のビニールが貼り付けてあって簡単な加工ならそこに位置の印を書き込んで加工するって手も使えますが、今回は少々位置決めがシビアだったので AR_CAD(オフィシャルサイト) を使用して図面を引き、穴開け位置を決めました。

位置決めがシビア(といっても極めてシビアって事は無いのですが)だったのは主に電源トランスと出力トランスの位置です。ぺるけさんの実験 を試したからです。電源トランスと出力トランスのコア軸を直交させた状態だと出力トランスは電源トランスの磁束の影響を殆ど受けないのです。それも、出力トランスを5度程傾けると急激に影響を受け始めます。ミリボルを持っている人は是非試してみてください。面白いですよ。

RIMG0378.jpg

この様にCADをプリントアウトした紙をケースに貼り付けて、その上からオートセンターポンチで印を付けました。印を全部付け終わると紙は邪魔なので、取り去り、穴開け作業に入ります。

今回、上面の穴はφ3,4,7,19と電源トランスのコア用の穴です。丸穴φ19mm位の穴はいつもならシャーシパンチを使用していたのですが、今回は新兵器を購入しました。と言うのも、シャーシパンチって1.5mm厚だと手がかなり痛くなるのです。且つ、板に歪みが微妙ですが入るんですよね…使い手の問題かな?

RIMG0379.jpg

新兵器とは、サークルカッターです。これは某掲示板で紹介されていて知ったのですが、使ってみてビックリです。簡単に丸穴を空ける事ができます。それと、最初に空けておく穴のサイズがφ4mmっていうのが良い。これくらいだと電動ドリル空けられます。電動ドリルを使うなら、ステップドリルを使えば良いじゃんって事になりそうですが、私の持っているドリルが初心者用の非力なタイプなので、チョイと不安なのです。

側面の穴は適当な位置に空けました。一応、真ん中を基準にしてです。前面の電源スイッチと裏面のメガネ・インレットの角穴を空けるのに手こずりましたけど…。因みに、メガネ・インレットは222GBという嵌め込み式の物です。サイズてきにもおそらく、コレでしょう。

RIMG0380.jpg

RIMG0381.jpg


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