全段差動プッシュプルアンプ_6P43P-E(その6)

音が落ち着いてきて、高音から低音までしっかりと出てくれてかつ透明感があるアンプに仕上がりました。ただ、やはりA2級動作の所が波形として気になります。なので、発振防止に入れている6P43P-Eのグリッド抵抗を2.2kΩから1kΩに減らしてみることにしました。

グリッド抵抗はソケット周りで最も深いところに配置していたので、取り換えには難儀しましたが、何とか取り換えることができました。で、その効果を試すべく、歪み率を計測してみました。

6p43p_distortion_r_1kohme.png

青色の線がグリッド抵抗2.2kΩ、赤色の線が1kΩ時の歪み率になります。全体的に若干改善した感じはしますが、若干です。それもA2級以外の所も改善しているということは…何かしらの別要因で改善した傾向が強いです。これはこれで嬉しい誤算なので、このままにすることにします。

歪み率ですが、左端がもう少し下まで下がりそうだったので1桁電力の小さい領域も測定してみました。

6p43p_distortion_r_1kohme_all.png

思惑は見事に裏切られ、0.01Wの時の値が底で後はノイズによって隠れてしまっていました。ここまで計測するとある意味スッキリしますね。

裏蓋を開けて色々しているうちについでにここにある様に出力段のバランスを計測する位置をチップジャックでケースの外に出してテスターで測りやすいようにしました。初期以外はそう頻繁に変更することもないので100Ωの多回転半固定抵抗は横型のままです。

IMG_20171202_092803.jpg IMG_20171202_090732.jpg

これは便利ですね。最初から採用しておくべきでした。お手軽調整の方法としては100Ωの多回転半固定抵抗をコパルのRJ-13Bをシャーシの上面に取り付けて調整する方法がありますが、これ、1回転なんですよね。15回転とかだと即採用だったのに…。

一通り変更が終わったところで、音楽を聴いてみると、以前に増して透明感がアップしているように感じます。何がその要因になったのかは…不明です。



2017年12月09日 更新
その後、様々な曲を聴いていると特定の低音がスッキリとは出ていない様に感じました。周波数特性上は低音部分に特定の周波数が減衰しているという事はなさそうなのですが。スピーカやその他の要因があるかも知れないですが、常用しているE34Lの全段差動プッシュプルアンプでは出る音である事と、比較的によく聴く楽曲(サカナクションのモノクロトウキョー、ルーキーのリズム音)で顕著に感じるので妥協できるポイントでは無いのです。出力トランスを変更(KA-6635PUL)して容量をUPしてみたりしたのですがこの点が改善されることはありませんでした。
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