Cygwin(mingw32)でOpenOCD作成 その2

前回記載した内容で、ST-Linkを使える様にしたつもりだったのですが、そうは問屋が卸してくれませんでした。libusbを使うようにしていませんでした。TinCanTools wikiではlibusbを使える準備までして、実際には使っていなかった様に見受けられます。

実際には --enable-stlink だけではなく --enable-libusb0 のオプションも必要です。

libusbを使用するには、libusb-win32をインストールし、コンパイル時に使用するライブラリファイルを所定の位置に置いておく必要があります(指定すれば任意の場所なのかも)。で、その位置ですが、\libusb-win32-bin-1.2.6.0\lib\gcc\libusb.a/lib, /usr/i686-pc-mingw32/sys-root/mingw/lib。また、ヘッダーファイルもコピーします。ただし、ヘッダーファイルはファイル名が変更されています。OpenOCDのソースコード中では変更はされていないので usb.h へリネームしてからコピーします。 \libusb-win32-bin-1.2.6.0\include\lusb0_usb.husb.h とし、/usr/include, /usr/i686-pc-mingw32/sys-root/mingw/include へコピーする。

後は、オプションの指定追加以外は前回の記載内容と同じです。

$ ./configure --enable-maintainer-mode --disable-werror --disable-shared --enable-ft2232_ftd2xx --with-ft2xx-win32-zipdir=ftd2xx --enable-stlink --enable-libusb0 CFLAGS="-O2" --build=i686-pc-cygwin --host=i686-pc-mingw32

$ make

$ cd ./src/

$ i686-pc-mingw32-objdump.exe -p ./openocd.exe | grep dll 2>&1 | tee log.txt
DLL Name: FTD2XX.dll
DLL Name: KERNEL32.dll
DLL Name: msvcrt.dll
DLL Name: msvcrt.dll
DLL Name: libusb0.dll
DLL Name: USER32.dll
DLL Name: WS2_32.dll



libusb0.dllが加わっている事が分かります。

実際にSTM32VLDISCOVERを使って動作確認もしました。
作成した物は 物置 に置きました。
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