スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

トランジスタ式ミニワッターPart3 諸特性

ひょんな事からトランジスタ式ミニワッタ-Part3を2台(1台目2台目)作ってしまいました。1台目は出力段の発熱が気になり、バイアスをかけるダイオードと出力段のトランジスタをエポキシ系接着剤でくっつけて強い熱結合としました。

強い熱結合によって、出力段は熱々にはならなくなりましたが、音的には不利な状況に置かれているというのは理論的にも成り立っています。1号機は音を犠牲にしても優先したいと思った事があったのであえてこうしたのですが。

少し間が開いてしまいましたが、2台の諸特性を計測しました。
比較する為に、同じ日のだいたい同じ周囲温度(28.4℃)での計測結果です。


周波数特性(0dB = 1V、左:1号機、右:2号機)
audio_transistor_mini_watter_part3_no1_frequency.png audio_transistor_mini_watter_part3_no2_frequency.png

歪み率(左:1号機、右:2号機)
audio_transistor_mini_watter_part3_no1_distortion.png audio_transistor_mini_watter_part3_no2_distortion.png

クロストーク(他chに1V出力時、左:1号機、右:2号機)
audio_transistor_mini_watter_part3_no1_cross_talk.png audio_transistor_mini_watter_part3_no2_cross_talk.png

最も違いが出たのはクロストークですが、これは器の大きさが関連していると思われます。といっても、違いがあるのは高域で、低域は同じです。クロストークに関してはぺるけさんが原因を書かれています。

熱結合の差という意味では、歪み率の違いになりますが、上図ではパッと見た感じではほぼ一緒ですが、2号機の方が若干良くなっています。見比べるのが大変なくらい若干なので、アニメーションGIFにしてみました。クロストークの件もあり、単純な聞き比べで歪み率の違いを比較するのは不可能です。試しに同じ曲を同じ部屋の同じスピーカから鳴らしてみましたが、違いは分かりませんでした。

短期間にほとんどど同じ構成のアンプを2台作り、諸特性を比較すると色々と面白い発見があります。なかなか良い経験になりました。


因みに、始めクロストークを計測する時に、2号機が1号機に対して異常に悪い結果を示ししていました(1kHzで-80dBだったのが、-70dBくらいになってました)。これはおかしいと色々と探っているうちに、左右の入力をGNDに落としてもこの差が出ている事から、電源を疑ったところ、ビンゴだったようです。クロストークの計測の時だけスイッチング電源を違う物で計測していました。両方秋月のスイッチング電源ですが、前者が NP12-1S1210 で後者(スイッチングノイズが多い方)が GF18-US1215T です。

左:GF18-US1215T、右:NP12-1S1210
RIMG0483.jpg

NP12-1S1210 はたまたま手元に2個あったので、両方計測してみましたが、同じ値を示しました。こんな所に落とし穴があったとは…と思いましたが、同時にアンプの特性を調べておいてよかったとヒシと思いました。
スポンサーサイト

tag : トランジスタ式ミニワッター

トランジスタ式ミニワッターPart3 2台目

夏です。そう夏なんです。

いつもの真空管アンプ(全段差動PP 終段E34L)を使うとどうしても発熱量が多く、部屋を暖めてしまいます。冷房入れて扇風機回して真空管アンプで音楽を聞く…。矛盾している。追い打ちをかけるように、妻から「真空管アンプって音は良いけど暑くなるね」と言われてしまいました。やはりそうですよね。E34Lなんてヒータだけで1本あたり9.45W。これを4本使っているからこの時点で37.8Wにもなるんです。

そこで、夏用のアンプを作る事にしました。と言っても、既に夏に片足を突っ込んだ6月初旬の事だったのでそこから回路を考えて部品集めて作る…なんてしてたらあっという間に秋になってしまいます。なので、以前作ったトランジスタ式ミニワッターPart3(台所用)を居間用にもう1台作る事にしました。

部品リストも手元に…PCに保存してあり、秋葉原で部品を購入して作り上げました。1度作っているので(しかも2ヶ月前に)、特記する様な事もなく作成完了しました。

RIMG0476.jpg  RIMG0477.jpg
 
RIMG0478.jpg

中身はスカスカです。これは真空管アンプの下を有効活用したかったので、大きく頑丈なケース(奥澤のO-40)を使った故なのです。真空管アンプが3.5kgくらい(4kg?)あるので、なかなかこのスペースを使う機会がなかったんですね。とにかく作成の期間を優先にしたので、ケースは購入時そのままのアルミ丸出し状態です。

RIMG0480.jpg

今回は前回みたいな終段のトランジスタとダイオードの熱結合をしていません。同一空間にあるというゆる~い結合です。台所と違い居間の場合、大きめの音を出す事が多く、人用に冷房も入れるのと夏用としているので温度差も台所ほどもないというのが上げられます。

RIMG0479.jpg

熱結合の差でというか、アイドリング電流の差で、同じ部品を使っていてもA級領域に違いがあります。同じ条件下でこの2台の特性を計測して比較したいと思います。

tag : トランジスタ式ミニワッター

トランジスタ式ミニワッターPart3 作成(その3)

ケースの加工をしました。ケースに塗装をしたかったので、オリジナルのケースとは異なり、奥澤のO-29(250x100x50x1.0)を使用しました。実はこのケースだと平ラグを取り付ける位置が上側になり、ネジが露出するのですがそれを承知での選択です。貼り付け式ボスを使うって手もありますがそれよりもネジで止めているという心の安心感を優先しています。

え~、ケースの加工・塗装中の写真を録り忘れたのでいきなり塗装完了品です。色は使用者(妻)の要望で白にしています。1つ穴が多いのは…ご愛敬と言うことで。塗装はヤスリがけをした後、メタルプライマー、アサヒペン 高耐久ラッカースプレー(白)、同(クリヤ)を順に吹き付けています。

RIMG0457.jpg

ケースが出来たので、各部品を取り付け、接続しました。

RIMG0463.jpg RIMG0460.jpg

平ラグの取り付け位置がオリジナルと上下反転するので、配線のしやすさから左右も入れ替えました。そこで一番影響を受けたのがリレーです。引き出し線を長くして反対側へ配置することにしました。終段部分は熱結合させるのと配線のしやすさから配置を変更しています。穴を1つずらしただけですが。

RIMG0461.jpg RIMG0462.jpg

外観はこんな感じです。今は純白ですが、そのうちデコられるんだろうな…。

RIMG0459.jpg RIMG0458.jpg

各部の電圧値も正常値と言える範囲で、出力に関しては無調整(多回転ボリュームは購入時のままで、ほぼ真ん中)で1.6mVでした。長時間通電してケース内温度が安定してからの調整をしてから諸特性を計測しようと思います。

tag : トランジスタ式ミニワッター

トランジスタ式ミニワッターPart3 作成(その2)

少し試運転をして見ると、終段のトランジスタが結構熱を持つ事が分かりました。終段のエミッタ抵抗等で熱暴走が起こりにくい構成になっているようですが、冬寒く、夏暑いという台所特有の状況を踏まえるとやはりガードは堅めにしておいた方がよさそうと判断しました。

具体的には、Part2までされてきた強い熱結合を行います。既に平ラグに付けたトランジスタとダイオードを外してエポキシ系樹脂の接着剤でくっつけます。橋渡しをやりやすいように平ラグパターンも少し変更しました。

RIMG0452.jpg
改造前

RIMG0456.jpg
改造後

改造後に非接触温度計で計測したところ、40℃位でした。改造前は計測するのを忘れていましたが、放熱器に触った時に「熱っ」と思ったので少なくとも40℃以上はあったと思います。これにより、音への影響があったとしても、使用用途・環境を考えると安心度を優先したい所です。

tag : トランジスタ式ミニワッター

トランジスタ式ミニワッターPart3 作成(その1)

妻が台所で音楽が聞きたいからと、ポータブルCDプレイヤーを買ってきた。しかし私の駄耳でも分かるくらいに音がしょぼい。何と言っていいのか…、ようはCDラジカセの音なのだ。これはどうにかしなければと思っていた矢先、ぺるけさんがトランジスタ式ミニワッターを公開された。これは良い機会だと思い、作成する事にした。作るのはPart3のfinalになると思われる3/29に回路図を公開された版。

久しぶりのラグ板での工作で最初手間取ったが、要領を掴めばユニバーサル基板より格段に作業がしやすい。今回の回路の場合、ラグ板の内側の部品を付けてから外側の部品を付けると効率が良かった。失敗したのは、ケースを購入しておらず、2枚のラグ板の間隔が掴めなかった点だ。ラグ板間で V+,V-,GND を繋ぐのだが、距離感が掴めなく最終的に大は小を兼ねると言い聞かせ、若干長め(広め)に間隔を取った。

RIMG0451.jpg


作成前半で電源部だけの確認は済ませており、全部半田付けが終わった後、ダミーロード(単なるセメント抵抗です)を付けて電源ON。各所の電圧をチェックしてOKそうだったので、今度はスピーカを付けて電源ON。その後、曲を入力してボリュームを徐々に上げていくと、音が出てきました。取りあえず一安心です。

後はケースに入れて、諸特性を計測して、暫く試聴して熟れた時期に台所へ納品という段取りになります。当面の問題はケースですね。私としては電源SWは前面に付けたいが、ぺるけさんが使われているケースではそんな余裕がなさそうです。

tag : トランジスタ式ミニワッター

黒ねこ時計 くろック D02
プロフィール

jujurou

Author:jujurou
運営HP:チャコの部屋
Twitter:jujurou

カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
最新記事
最新コメント
カテゴリ
ユーザタグ

ぺるけ RaspberryPi Linux トランジスタ式ミニワッター TRminiWatterPart4 MPD OpenOCD イーサネットコンバータ FON2405E DAC buildroot FM3ペリフェラル BeagleBoneBlack FM3評価ボード library OpenGL mingw ODROID-U2 TL-WR700N Edison bitbake KiCad 計測 VMware シングル FM4 ミニワッター 6N6P プリアンプ 

月別アーカイブ
ランキング

FC2 Blog Ranking

カウンター
検索フォーム
リンク
RSSリンクの表示
QRコード
QRコード
ライセンス
クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
Twitter
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。