全段差動プッシュプルアンプ_6P43P-E(その2)

ロードラインとおおよその負帰還量が決まったので、全体の回路図を描いてみます。

6p43p_schematic_amp.png 6p43p_schematic_power_2.png

回路のベースは 6N6P全段差動PPミニワッター2012 Vesion2 です。これにロードラインで引いている抵抗値や、負帰還の量を調整しています。電源部の特に6P43P-E側の電源は安定化していないのでトランスの特性に思いっきし左右されるので、最初はエイヤで決めて実験してみてMOS-FETのゲート電圧を調整した結果を反映しています。出力段の定電流回路は抵抗1本の簡易版で、ロードライン通りだと2本で60mA流すことになり、ミニワッターが38mAに対して倍くらいの電流が流れるので、本当に抵抗1本で良いのかは、結果で判断することにしています。

電源トランスは市販の物では賄いきれないので、春日無線で特注しました。O-BS100型(総合計 45VA以内)に収まるようにした結果、110-0-110/130mA, 6.3/1.3A, 6.3/1.3A で44.98VAとなり、ぎりぎりチョッパーです。ヒータ電源は分けた方が融通が利くかなと思って2つにしましたが、後に1つで良かったじゃんという結果になってしまいましたが、それは後の祭り。

後の祭り繋がりで言うと、初段の電流値も曲者でした。3.5mAの定電流を得るために2SK30AのIdssを何個も測定したのですが、めったに出没してくれない値で、ようやく2個取れたのを熱等で壊さないように慎重に扱うといった事になってしまいました。自作する時は部材が限られるので手持ちの部材の傾向を加味しながらロードラインを引く必要があると痛感しました。

負帰還の量を決める帰還抵抗の抵抗値を決めるのに、手計算だと人為的ミスを多発してしまいそうだったので、算出用のプログラムを組んで自動計算させました。裸利得と帰還をかけた時の利得を書くとE24系列の抵抗値の組み合わせで誤差が少ない順に並べてくれるようにしています。ボケ防止の為に手計算するのが良いのはわかっているのですが、凡ミスしそうで…。

6p43p_nfb_calc.png
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